March 17, 2010

CR-Zはスポーツか!?

100317-CR-Z-01発表から3週間ジラされ(!?)ましたが、ようやく試乗できました。

CR-Z、みなとみらいで初ドライブ!
100317-CR-Z-03試乗会のベースになっているのは横浜美術館。正面入口前には、CR-Zが展示されています。このクルマは一般の方も見ることが可能です。たぶん18日までやってると思いますので、興味のある方はどうぞ!
これ以外にも展示車が3台、試乗車が10台用意されていましたが、試乗希望者が多いため、試乗できたのは上級グレード「α」1台だけ。時間は45分でして、試乗車の写真も撮れないほどのタイトスケジュールです。

100317-CR-Z-04のんびり眺める間もなく、さっそく試乗車に乗り込みます。インサイトに比べるとインパネの質感は高く、ちょっとうれしい。
100317-CR-Z-02メーターパネルはハイブリッドらしいデザインです。意外としつこくなくて好きだなぁ。3年後、どう見えるかは別として(笑)
100317-CR-Z-051台しか選べなかったので、オトコのマニュアルにしてみました。コクっというシフトタッチで、ケーブル式としてはまずまずかと。
今後、いろいろなところに、いろいろな方の試乗レポートが出ると思いますので、詳しいことはそっちをご覧いただくとして、ここでは簡単に私の感想を。

ボディの剛性感、ステアリングフィール、サスペンションの動きといった部分は、インサイトよりも確実にレベルアップしています。これはうれしい。乗り心地はやや硬めですが、十分実用的です。

低回転で強力にモーターがアシストするハイブリッドだけに、街中の加速も余裕あり。1000rpmくらいでもスルスルと走る柔軟性も備えていました。おかげで、とてもラクに運転できます。

ちなみに、MTの場合、減速時にクラッチペダルを切ると35km/h以下で自動的にエンジンが止まります。試しにクラッチペダルを切らないでいたら、ちゃんとエンストしました。これはアイドリングストップとは違う状態ですので、念のため(笑)

高速での加速にも余裕があります。ただ、速いっていう感じはしないし、回して面白いパワートレインではありません。ハイブリッド車にありがちな、ボディの重たい感じはないものの、さほど機敏な印象もなし。

スタイリッシュなコンパクトクーペ。しかも、これからの時代にぴったりのハイブリッドカー。バランス感覚は抜群で、商品としてはとても魅力的だと思います。通勤用に1台ほしい!

ただ、これが「スポーツ」かというと、ちょっと違うんじゃないかぁというのが私の感想です。運転して、まあまあ気持ちはいいけれど、刺激が少ない。絶対的な速さにはこだわりませんが、クルマとドライバーとの一体感がもう少し味わえるような演出があるとよかったのに……と思いました。

試乗を終えて、愛車のゴルフヴァリアントに乗ったら、コイツも低速からトルクがあって乗りやすく、ハイブリッドに負けない扱いやすさを見せてくれます。CR-Zのライバルは日本車には見あたりませんが、案外、ポロGTI/TSIあたりが競合するのかもしれませんね。

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