August 11, 2009

EクラスだけどCクラス!?

090811-Ecoupe-01お盆休みで東名は混むんだろうなぁ……。台風が近づいているから天気も怪しいし……。不安いっぱいで迎えた8月11日。早朝の地震で、なんと東名は通行止め!

でも、なんとか時間までに、富士スピードウェイ近くの試乗会場に到着しました。

お目当ては、7月末に発表されたメルセデス・ベンツEクラスです。
ついこのあいだEクラスセダンの試乗会に参加したばかりだというのに、もうクーペとは、あいかわらず導入が早いメルセデス。ちなみに、今年後半にはCGIエンジン搭載のCクラス、Sクラスハイブリッド、EクラスCGIが控えています。

というのはさておき、14年ぶりに復活したEクラスクーペ。エッジの効いたスタイリングは、セダンよりもクーペのほうがお似合いのようで、クーペグリルとの相性もいい。フロントバンパーの左右にある「LEDナイトドライビングライト」は、Eクラスクーペの夜の顔をシャープに彩ってくれそうです。
090811-Ecoupe-02Bピラーを持たず、前後のサイドウインドーが全開できるのが、Eクラスクーペの特徴のひとつ。それでも、ボディ剛性がヤワな感じはありませんでした。

Bピラーがないので、シートベルトまで手を伸ばすのが面倒かと思いましたが、このEクラスクーペには「オートマチックベルトフィーダー」が搭載されているので、身体の向きを変えなくてもシートベルトを手にすることができました。
090811-Ecoupe-03コクピットはセダンと同じように仕上がっていますが、セレクターレバーがセンターコンソールにあるのがセダンとは異なるところです。よく見るとセンターコンソール以降はCクラスにそっくり!?
090811-Ecoupe-04「アジリティコントロールサスペンション」や「パラメーターステアリング」を採用したり、ホイールベースが2760mmだったり……。ということは、Eクラスクーペは、Cクラスのプラットフォームをベースとしながら、Eクラスのデザインと機能を盛り込んだモデルということなのですね。
だから、実際の乗り味は、セダンと異なります。セダンがしなやかなサスペンションを従えて、重厚な動きを見せるのとは対照的に、クーペは実にスポーティ。E350の重量は、セダンが1710kgに対して、クーペは1670kgと40kg軽いのですが、クーペのハンドリングはその差以上に軽快でした。開発陣の狙いはここにあるのでしょう。

一方、細かいことをいえば、エンジンが発するノイズや振動の遮断などはセダンのほうが一枚上手でしたが、短時間の試乗ではネガティブなところはとくに見あたらず。Cクラスクーペ、あるいはCLKではなく、あくまでEクラスクーペとしての仕上がりでした。

後席や荷室も広く、十分な必要性を誇るEクラスクーペ。セダンよりもひとまわりちいさなボディサイズも手伝って、上品な奥様方から支持を集めそうですね。

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
生方さん、おはようございます。お盆休み、東名の通行止めのさなかにに試乗会お疲れ様でした。

My Bora V5 は、益々元気です。最近、オルタネーターの不調かと思わせる状態がありましたが、仔細に調べてもらったところ、バッテリーの+端子部分が緩んで充電不良を起こしていた為と判明。しっかり着いていて当たり前と思い込んではいけない、と反省しました。ところで、AudiもTT,RSで5気筒を復活させているんですね。2.5Lで340ps、かつ燃費も良いとのこと。BoraのV5とは比較できませんが、5気筒復活はうれしい出来事です。

吹く風には秋の気配を感じるものの、まだまだ暑い日が続きます。どうか、お体にくれぐれも気をつけられ、益々ご活躍を!いつも8speedを含め、楽しみに拝見しております。
Posted by sharanman at August 15, 2009 09:00
sharanmanさん、こんにちは。

“隠れ5気筒ファン”の私としても、アウディの新型5気筒エンジンには期待しています。

6気筒NAエンジンが縮小傾向にあるということは、これからは5気筒の時代!?

きっとゴルフにも……。
Posted by うぶかた at August 18, 2009 11:44
うぶかた様、こんにちは。
経済性と動力性能を突き詰めた、5気筒TDI+7速DSGモデルはVWグループメーカーにあっても良いと思います。勿論、ゴルフウ゛ァリアント系やパサートウ゛ァリアント系にあれば、注目されると思います。ディーゼルのイメージが一気に覆る可能性は大きいかも。
Posted by GolVarin at January 18, 2010 02:58
個人的には、エクステリアは先代の方が好みです。大陸系(中国、ロシア、ブラジル)向けの大味な印象を受けます。
東アジアでは、日本よりも中国の方が人気がでそうな気がします。
先代の方が繊細な丸みのあるデザイン・テイストでした。
Posted by GolVarin at January 31, 2010 03:12