
またまたちょっと前の試乗の話。8月末、都内のホテルで発表会とプチ試乗会があったアウディA6 2.8クワトロ。セダンなら600万円前半という思い切った価格設定が話題です。

価格以上に注目したいのが新しいV6直噴ガソリンエンジン。「アウディ バルブリフト システム(AVS)」と呼ばれる可変バルブリフト機構を採用しています。AVSは今後導入されるはずのA5やA4に搭載される3.2リッターV6にも使われています。
カムの高い方の山(茶色の場合)がアクセルペダルを大きく踏み込んだとき(高負荷)で、反対に低い方(緑色の場合)がアクセルペダルの踏み込み量が少ないとき(低負荷)です。バルブリフトはこの2パターンで、低負荷時は1気筒に2本ある吸気バルブのあいだでリフト量に差をつけることで空気の渦をつくり、燃焼しやすくしているのも特徴です。
なぜこの機構を採用したかは、
こちらをご覧ください。
VWやアウディが直噴ガソリンエンジンを導入した当初は、希薄燃焼で“ポンピングロス”の低減=燃費向上を目指しましたが、今回は希薄燃焼のかわりにAVSで同じ効果を狙ったというわけです。
これでどのくらいの燃費が出るのか、そのうち試乗してみたいと思います。
Posted by motoring at 12:59│
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