January 06, 2005

いまはなき“1000km点検”

新車を購入してしばらくすると、1000km/1カ月点検を迎える……ものだった。
一昔前は、6カ月ごとに法定点検があり、納車直後には無料の1カ月点検がついてくるなど、ディーラーを訪れる機会が多かったが、いまや法定点検は12カ月ごとになり、VWとして実施してきた1カ月点検も廃止されている。それはそれで楽でいいのだが、「エンジンオイルはいつ交換したらいいんだろう?」と思っている人は多いはずだ。

それこそ私も昔は6カ月ごとに必ずオイル交換をしていた口で、1カ月点検でもオイルを替えていた。しかし、ゴルフ5など最近のVWでは、「LongLife Service」といって1年または1万5000kmを超えても交換しなくてよく、乗り方によっては最長2年または3万kmまで大丈夫というのだ。いかにも環境意識の高いドイツ車らしい“性能”である。ちなみに、オイル交換の時期はメーター内のディスプレイが知らせてくれる。

このメリットを活用するには条件があって、「VW503 00規格」をクリアしたオイルを使う必要がある。工場で充填されているオイルも、もちろんこのグレードだ。高級なオイルなので当然高価だから、ロングライフなのは助かるし、6カ月やそこいらで捨ててしまうのはもったいない。

ただ、オイルは減るものなので、減ったぶんだけ同じグレードのオイルを追加してやる必要がある。ゴルフ4のワゴンに乗っていた頃は、1000kmで1リッターも減ったことがあったが、最近のエンジンはオイルの消費量も少なくなった。私のゴルフ5はオドメーターがもうすぐ1500kmになるが、オイルはまだ十分残っている。念のため、ディーラーで追加用のオイル(0.5リッター缶)を手に入れようと思っている。

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